塗料の耐久性について
外壁塗装や屋根塗装施工を行う際に、塗料の各種耐久性は非常に重要な要素です。適切な塗料を選ぶことで、建物の外観だけでなく、耐久性や保護効果を確保することができます。ここでは、塗料の耐久性について詳しく見てみましょう。
そもそも塗料の耐久性とは何か?
塗料の耐久性とは、外部の環境要因に対する抵抗力を指します。太陽光、雨、風、温度変化などの影響を受ける外壁や屋根は、選ばれる塗料の性能や施工品質によって長期間にわたってその美しさと保護が維持されるかどうかが決まります。耐久性が高い塗料は、これらの要因に対して強い防御力を発揮し、建物を長きに渡って守ります。
製品によって耐久性が短いものから長いものまで様々な種類があるんだー。
耐久性が低い製品は塗り替えの頻度が多かったり、耐久性が高い製品は永く持つ傾向があるから、目的に合った耐久性の塗料を選ぶといいね!
選ぶべき塗料の各耐久性の特性について
耐久性のある塗料は、いくつかの特性を持っています。
耐久性の種類や機能面によって強みと弱みがあります。確認してみましょう。
- 耐候性: 太陽光、雨、風、雪などの気象条件に耐えられる性能を持つ塗料が耐候性が高いと言えます。退色やひび割れを最小限に抑え、長期間美しい外観を維持します。
- 耐水性: 雨水や湿気から建物を守るため、耐水性が高い塗料を選ぶことが重要です。湿気による塗膜の浮きや剥がれを防ぎます。
- 耐藻性・耐カビ性: 湿気の多い環境では、カビや藻類の発生が問題となることがあります。耐藻性・耐カビ性がある塗料は、これらの問題を防ぐ助けとなります。
- 耐化学物質性: 大気中の酸性雨や化学物質に対しても耐久性を持つ塗料は、外壁を長期間にわたって保護します。
耐久性にも色んな種類があるんだね!
そうだね!耐久といっても色んな種類があるんだよ!天候に強い「耐候性」も地域によって塗料選びが変わってくるから、塗料を選ぶ総合的に判断する必要があるんだよ!
外壁塗料の耐久性変化の要因
塗料の種類と特徴
塗料の種類によって変わるのは「耐久年数」「塗料の特性の把握」が重要です。各塗料によって苦手な事と得意な事が大きく変わってきます。
シリコン塗料:7~13年前後の耐久年数を持つことがあり、特に高耐久性と耐候性が求められる場所で利用されます。
フッ素塗料:15年前後の耐久年数を持つことがあり、耐候性に優れ、色あせしにくい特性を持ちます。
気候条件
地域の気候条件は外壁塗料や屋根塗料の耐久年数に大きな影響を与えます。高温、低温、強風、紫外線、高湿度などの気象条件は塗料に負担をかけ、劣化を早める可能性があります。地域の特性を理解し、気候条件に適した塗料選びが重要になります。
東北地方/宮城県:山間部は「凍害」、沿岸部は「塩害」などの地域と気候の特性を把握しましょう。
施工品質
塗装工事の品質は耐久性に直接的な影響を及ぼします。適切な下地処理、均一な塗布、適切な乾燥時間の確保などが施工品質に影響します。施工が不良だと、塗膜の劣化や剥離が早まります。
外壁素材
建物の外壁素材も耐久性に影響します。木材、レンガ、セメントボードなどの素材は、異なる塗料が必要で、その素材に合った塗料を選択することが重要です。外壁素材に適していない塗料で施工すると短い期間で塗り替えする可能性が高くなるので、適材適所の塗料を選びましょう。
定期的なメンテナンス
外壁塗料の耐久性を保つために、定期的なメンテナンスが必要です。外壁の清掃、状態チェック、小さなクラックやダメージの早期修理が含まれます。メンテナンスを怠ると、塗料の寿命が短縮される可能性が高まります。
塗料の性能は条件によって大きく変わるんだね!自分の家にあった塗料を選ばないと後々大変になるからね!
コストパフォーマンスも大事だけど、ご自宅に適した塗料じゃないと塗料の劣化が早まる可能性もあるから、気を付けた方が良いね!
これらの要因を考慮に入れ、建物の場所や用途に応じて適切な外壁塗料を選び、適切なメンテナンスを行うことで、外壁塗料の寿命を最大限に延ばすことができます。建物の外観を美しく保ち、建物自体を守るために、定期的なケアが欠かせません。
塗料の耐久年数は?
当社で取り扱いのある塗料を例に、塗料の耐久年数について深堀します。ただし、塗料の耐久年数は使用される条件や施工品質、メンテナンスなど多くの要因に依存します。当社ではお客様のご要望をお伺いした結果の塗料としてご提案させて頂きます。
塗料の寿命は、適切な施工などのメンテナンスが行われた場合の一般的な目安です。ただし、気候条件や地域によっては寿命が異なることがあります。建物の場所や外部環境、気候条件を考慮して、最適な塗料を選択し、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
塗料の耐久年数だけじゃなくて、各塗料の耐久性の特徴を知っていると塗料選びで失敗しないね!
そうだね!必ずこの塗料が良いというよりは、ご自宅の外壁素材や屋根素材によって適切な塗料を選ぶ事でしっかり性能を効果発揮できるよ!
各塗料が適した建物の塗装箇所
耐久年数が長い塗料や耐候性に強い塗料と様々な特徴を持つのは分かったけど、住宅のどの部位に使用すれば一番効果を発揮するのかな?
屋根にオススメの塗料
屋根は住宅の部位の中でも、最も風雨や紫外線の影響を受ける場所なので、劣化しやすく、メンテナンス周期が最も短くなる場所です。外壁より常に太陽光や雨などの天候にさらされているので、劣化スピードは【壁<屋根】となります。
屋根を耐候性の高いフッ素塗料などで塗装することで、外壁や付帯部位と同時に次の塗り替え時期を迎えることが可能になることもあります。
外壁に使用する場合はシリコン塗料
屋根の劣化が早いからこそ、フッ素塗料を使用し、外壁塗料はシリコン塗料という組み合わせにすると、屋根の劣化スピードと外壁の劣化スピードが同等になり、次回メンテナンスをする際に一度で施工が可能だからです。
まとめ
外壁塗装や屋根塗装で使う塗料の耐久性は外部要因や施工要因によって大きく性能に差が出ます。ですが、塗料の塗膜が劣化している状態では住宅の性能を大きく変化してしまいます。塗料の耐久性を実現するために、正しい塗料選びや施工方法、自宅の建物に適した塗料を理解することが重要で、適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、建物としての機能を保つことができます。
仙台日東エースでは、塗装施工専門店として塗装の施工実績も豊富で、専門スタッフが丁寧に現場調査・施工しております。 塗装でお困りの際は、無料建物診断も承っていますので、ぜひご相談ください。