無機塗料について
外壁や屋根の塗装は、建物の美観を保つだけでなく、耐久性を向上させる重要なメンテナンスです。その中でも、無機塗料は高い性能と優れた耐久性で知られる塗料の一つです。この記事では、フッ素塗料に焦点を当て、その特徴とメリット・デメリットについて詳しく説明します。
無機塗料ってどんな塗料なの?
無機塗料は、主に鉱物粉末、金属酸化物、ケイ酸塩、水酸化物、酸化亜鉛、酸化鉛など、無機物質を基にして作られます。有機化合物を含まないため、環境にやさしい選択肢として知られています。また、耐久年数も長く短期的なメンテナンスが不要になる可能性も施工次第では十分にあり得ます。
無機塗料の特徴について
無機塗料の特徴といえるのは、高耐久性・高耐候性です。
無機塗料は、他の樹脂塗料と比べて以下のような強みがあります。確認してみましょう。
- 高い耐候性: 紫外線、湿度、風、塩害などの外部環境条件に対して頑丈で、長期間にわたって色褪せや劣化が少ない塗料です。
- 耐乾燥性: 急激な気温変化にも耐性があり、寒冷地域から熱帯地域まで広範な気象条件に対応できます。
- 高い耐久性: 一般的に耐久性が高く、劣化や退色が少ないため、長寿命の塗装が可能です。特に屋外の環境や過酷な条件下での使用に向いています。
- 耐火性: 高温に対する耐性があり、防火性のある塗料として使用されることがあります。建物や構造物の防火対策に適しています。
- 高光沢度:無機塗料は高光沢度の仕上げが可能で、光沢のある表面を提供します。
- 耐腐食性:金属表面の防食塗料として無機塗料が使用され、鉄道車両や金属構造物の防錆対策に適しています。
無機塗料ってあまり聞かない塗料の名前だね!
無機塗料は一般住宅の他に、工場や高層ビル、鉄道などにも使われる高い耐久性と耐候性を持った塗料なんだよ。
塗料で選ぶ無機塗料のメリット
高耐久で短期的なメンテナンスが不要
無機塗料の耐用年数は約20年前後であるため、長期間の使用が可能であり、外壁や屋根の塗り替え回数を少なくすることが可能です。結果、コストパフォーマンスも良く、長期的に建物を保護できます。
耐候性に優れている
無機塗料は日光、雨、風、紫外線などの外部要因に対して非常に高耐性です。このため、色あせや劣化が少なく、建物の外観を長期間美しく保つことができます。また、急激な気温変化にも耐性があり、寒冷地域から熱帯地域まで広範な気象条件に対応できます。平地などの高風速地域でも劣化しにくく、風による塵や微粒子の影響を受けにくいです。
長期的なコストパフォーマンスが良い
無機塗料は高耐久性と高耐候性のことから、結果として塗り替えの回数も少なく済みます。
塗装メンテナンスの頻度を抑え、長期的にコストパフォーマンスが良い塗料です。
無機塗料は塵や埃といった細かい汚れや雨水などの水滴を弾き、付着しない特性を持ちます。耐久性も相まって長期的な外観の保護が可能です。
無機塗料の比較
無機塗料は外壁塗装において高耐候性や耐久年数に優れた塗料であり、建物の長寿命化と外観向上を実現するためにお客様に選ばれている塗料の一つです。
無機塗料の耐久年数は?
無機塗料は耐久年数が長く、火や汚れ、気候に対して抵抗が強い塗料ですが、耐久年数は、使用される条件や施工品質、メンテナンスなど多くの要因に依存します。当社では長期メンテナンスを抑えたい塗料としてご要望頂いております。
塗料の寿命は、適切な施工などのメンテナンスが行われた場合の一般的な目安です。ただし、気候条件や地域によっては寿命が異なることがあります。建物の場所や外部環境、気候条件を考慮して、最適な塗料を選択し、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
塗料の耐久年数だけじゃなくて、各塗料の特徴を知っていると塗料選びで失敗しないね!
そうだね!必ずこの塗料が良いというよりは、ご自宅の外壁素材や屋根素材によって適切な塗料を選ぶ事でしっかり性能を効果発揮できるよ!
無機塗料が適した塗装箇所
高い耐候性や耐久年数が長い塗料の特徴を持つのは分かったけど、住宅のどの部位に使用すれば一番効果を発揮するのかな?
オススメ箇所は屋根
屋根は住宅の部位の中でも、最も風雨や紫外線の影響を受ける場所なので、劣化しやすく、メンテナンス周期が最も短くなる場所です。外壁より常に太陽光や雨などの天候にさらされているので、劣化スピードは【壁<屋根】となります。
屋根を耐久性と耐候性の高い無機塗料で塗装することで、他の部位と同時に耐久性年数を合わせて次回の塗り替えメンテナンスを迎えることが可能になることもあります。
あまり目立たない雨樋含む「付帯部分」には、耐久年数が低い塗料が使われがちです。
実は、ほとんどの付帯部分が外壁と同程度に劣化しやすいとも言われており、付帯部分は外壁の塗料と併せて耐久年数を同じに塗装することをオススメします。塗り替えるなら各部位より1回で施工した方がコストパフォーマンスが良いからです。
外壁に使用する場合はフッ素やシリコン塗料などの組み合わせ
屋根の劣化が早いからこそ、無機塗料を使用し、外壁塗料はフッ素やシリコン塗料という組み合わせにすると、屋根の劣化スピードと外壁の劣化スピードが同等になり、次回メンテナンスをする際に一度で施工が可能です。
無機塗料の総合評価
総合的に無機塗料の特徴や機能面、コストパフォーマンスなどはどうなのかな?
まとめ
無機塗料はメリットもあればデメリットもあります。ですが、劣化している状態では住宅の性能は様々な要因によって性能を大きく変化します。塗料の耐久性を実現するために、正しい塗料選びや施工方法、自宅の建物に適した塗料を理解することが重要で、適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、建物としての機能を保つことができます。
仙台日東エースでは、塗装施工専門店として塗装の施工実績も豊富で、専門スタッフが丁寧に現場調査・施工しております。 塗装でお困りの際は、無料建物診断も承っていますので、ぜひご相談ください。