外壁塗装の塗り替えタイミングはいつ?
外壁塗装や屋根塗装は建物の外部を美しく保つだけでなく、長期的な建物の保護を目的に施工します。ですが、時間が経つにつれ塗装の劣化が進み、メンテナンスが必要になります。劣化の原因は気候などの環境起因によるもの、そのまま劣化を放置するとどうなるか、塗り替えを行うタイミングはいつなのかを詳しく見てみましょう。
外壁塗装のタイミングとは?
外壁塗装は塗れば永続的に建物を守ってくれる訳ではありません。機械や車も定期的なメンテナンスをしないと不具合を起こすように、外壁塗装も同様に定期的なメンテナンスが必要です。そのタイミングは「塗装が劣化している段階」によって大きく変わってきます。まだ猶予がある状態から手遅れになる状態を見極める事が塗装の塗り替えタイミングとなります。どの塗装の状態が塗り替えのタイミングかを一緒に確認してみましょう。
外壁塗装の状態でそんなに大きく変わってくるのかな?20年くらい持つと思っていたけど…
実は塗装といっても塗り替えをする前の状態によってタイミングや選ぶ塗料も変わってくるんだよ!
外壁塗装はいつ塗り替えをしたらいいのか?
外壁塗装の塗り替えを行うべき状態と症状についてみてみましょう。
状態その1.チョーキング現象
チョーキング現象は塗膜の表面が気候や外的要因によって劣化し、粉状になる状態です。この状態は「塗膜の表面上の保護の劣化」になり、少しずつ外壁素材へ浸水などが発生する恐れがあります。
状態その2.塗装のヒビ割れ
塗料の経年劣化による耐久性の機能が失われたことで、ヒビ割れという症状で発生します。また東北地方などの地震が頻繁に発生する地域は揺れによってひび割れが発生しやすくなります。ヒビ割れが縦より横にヒビ割れしている状態は雨などの水分を吸収しやすくなるのでチョーキング現象より塗り替えを検討するタイミングです。
状態その3.塗装の剥がれ
塗装の経年劣化が長年進み、昔に塗った塗装のひび割れから状態が悪化し、より範囲が広がり、塗膜が浮いたり剥がれたりし始めます。剥がれを放置すると広範囲にわたって塗装が剥がれてしまい、下地にもダメージを与えてしまうおそれがあります。この状態は早急に塗装の塗り替えを考えましょう。
建物に塗装は必ず行う施工です。目的は「保護」の為だからであり、長く建物を良い状態で保ち安心してお住まい頂くためでもあります。
建物を維持するには塗装は必須なんだね!
そうだね!まだ塗装の塗り替えはいいかなと思っていても、建物は常に少しずつ劣化していくから放置するとより大きな工事になってしまうから早目の対処が必要なんだよ!
外壁塗装の経年劣化と塗装タイミング
外壁塗装の症状は経年劣化による要因も大きくあります。では何年くらいが塗り替えのタイミングなのか確認してみましょう。
経年劣化が5年目の場合、まだまだ塗装の機能が維持されており、塗り替えの緊急性は少ないです。
※ただし、新築の場合とアクリル塗料の場合は状況により必要性あり
経年劣化10年目になると少しずつ表面上に塗装劣化が目に分かる形で表れてきます。分かりやすい症状はチョーキング現象と色あせで目で塗った時の色より薄くなり、壁を触ると粉状の塗装が手につきます。
経年劣化が15年目になると、色あせとチョーキング現象がより悪化し、塗装のヒビ割れや剥離という形で症状が進行していくケースが多くあります。皆さんが最初に塗装の塗り替えを考えるタイミングは15年目が多く、「これ以上悪くなったら…」と思うレベルで悪化している可能性が高いです。
経年劣化20年目になると、塗装の耐久年数を超えてしまい、色んな箇所で塗装のヒビ割れや剥がれの症状が発生し、場合によっては壁から水分が浸水し壁の内部腐食に繋がり塗装だけで済まなくなるケースが非常に多いです。
塗装が長く持つといいって放置しておくと症状が知らない所で悪化してしまうのは危ないから定期的に建物をチェックしておくのもいいかもね!
その通り!特に普段から見慣れているから気にならない事も多くあると思うけど、実際は大きな影響を与えてしまう場合ケースも多いんだよ!
外壁塗装の塗り替えは計画と実施に際して考慮すべき大きなメンテナンスです。外壁塗装を行う場合、建物の状態、予算、環境要因などを考慮し、適切な塗料と施工プロセスを選択することが品質に影響します。定期的なメンテナンスを行う事で、デメリットを最小限に抑え、外壁塗装のメリットを最大限に活かすことができます。
無機塗料の耐久年数は?
無機塗料は耐久年数が長く、火や汚れ、気候に対して抵抗が強い塗料ですが、耐久年数は、使用される条件や施工品質、メンテナンスなど多くの要因に依存します。当社では長期メンテナンスを抑えたい塗料としてご要望頂いております。
塗料の寿命は、適切な施工などのメンテナンスが行われた場合の一般的な目安です。ただし、気候条件や地域によっては寿命が異なることがあります。建物の場所や外部環境、気候条件を考慮して、最適な塗料を選択し、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
塗料の耐久年数だけじゃなくて、各塗料の特徴を知っていると塗料選びで失敗しないね!
そうだね!必ずこの塗料が良いというよりは、ご自宅の外壁素材や屋根素材によって適切な塗料を選ぶ事でしっかり性能を効果発揮できるよ!
塗り替えする時は塗料の特徴を把握する事が重要
人気でよく使われているオススメ塗料
初めて外壁、屋根塗装を行う方は費用面を考慮されると思います。ただし、安いからといって金額だけで塗料や施工会社を選ぶと失敗に繋がってしまいます。まずはご自宅に合う塗料は何か、考慮すべき気候の特性、外壁素材は何かなどあなたに適した施工プランを作成しましょう。
まとめ
外壁塗装や屋根塗装は常に少しずですが、劣化している状態では住宅の性能は様々な要因によって性能を大きく変化します。塗料の耐久性を実現するために、正しい塗料選びや施工方法、自宅の建物に適した塗料を理解することが重要で、適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、建物としての機能を保つことができます。
仙台日東エースでは、塗装施工専門店として塗装の施工実績も豊富で、専門スタッフが丁寧に現場調査・施工しております。 塗装でお困りの際は、無料建物診断も承っていますので、ぜひご相談ください。